ぼちぼちダイアリー

とにかくなんか書いてみよう!

面会あれこれ

今日は伯母の通院に付き添うために、久しぶりに朝から外出をした。朝8時台の中央線上り電車に乗るのは、コロナが流行して以来初めてのこと。通勤ラッシュが戻ってきているという噂も聞いていたので、多少身構えていたんだけど…駅のホームも電車の中も、あれっ? というくらい空いていた。一瞬、今日が休日かと思ったぐらい。時差通勤とリモートワークの効果なんだろうな。と思うと同時に、今日の朝刊の見出し「外食チェーン大量閉店」が頭をよぎる。

 さて、伯母が転倒してから4週間。レントゲンを撮ってみたら、骨に入ったひびが修復されつつあった。年齢の割に回復が早いそうで、よかった。立つのはまだダメだけど、車イスには乗ってもいいそうで、伯母も喜んでいた。

脚の方は順調に回復していて安心したんだけど、1カ月個室で寝てばかりいたためか、認知機能が衰えてしまって、それがすごく心配。自分がどこにいるのか、今が何日で何時なのか、わからなくなっちゃうみたいで。施設の人も認知機能の衰えを心配していて、なるべくこまめに部屋をのぞいて声をかけたり、同じ施設内の人とおしゃべりできるように取り計らってくれているとのこと。今月から面会も少しだけ解禁されたので、私もなるべく会いに行こうと思っている。

面会が解禁されたのはよかったんだけど、入館時のうがい・手洗い、検温、マスクに加えて、新たにフェイスシールドの装着も義務付けられていて、まあ、暑苦しいことこの上ない。マスクしてればフェイスシールドはいらないと私は思うんだけど…。なんか段々エスカレートしてきてない? 伯母のいる施設は大きな企業グループが母体になっていて、そういう取り決めは現場の判断というよりも、本部の指示なのだろうと想像する。でもねえ、マスクの上にフェイスシールド…どんな合理的な理由があるのだろうかと、疑問に思ってしまう。

「ここにいると、なんか疲れるのよね」と、私が帰り際、伯母がポロッともらした。施設だから、起床と就寝時刻、食事の時間、お風呂の回数などぜんぶ決まっているもんね。長年気ままな一人暮らしだった伯母さんには、集団生活はちょっとつらいだろうなあ。とっても丁寧にケアしてもらっているのはありがたいけど、それも気疲れの元なんだろうな。

「ラジオでロシア語の勉強は続けてる?」と私が聞くと、顔を輝かせて「もう本当に、私はロシア語に生かしてもらっているようなものよ」と熱を込めて言葉を絞り出していた。つらいときこそ、好きなことがあるのは本当に大事。趣味のロシア語や図書館の仕事を通じて友人の多かった伯母のこと、せめて前のように家族以外も気軽に面会できるようになればと願う。

 

帰り道のプチぜいたく、台湾風かき氷。生き返る~!

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ジューッ! という香ばしい音を立てて、今日も夕陽が地平に沈む。

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