ぼちぼちダイアリー

とにかくなんか書いてみよう!

雨と頭痛と私

月曜日。起きたら、雨が降っていた。時計を見ると、もう昼近く。昨夜寝たのが2時すぎだったと思うから、10時間近く寝ていた計算。あな恥ずかし…。「春眠暁を覚えず」と言うけど、それにしても、どうしてこんなにぐうぐう眠れるんだろう。多分、雨のせい。気圧が低いと眠くなったり、頭が痛くなったりするから。昔は「低気圧の日は頭痛がする」と言ってもまわりの人に信じてもらえなかったけど、最近は「天気痛」という言葉もできて、知られるようになったのはありがたい。

思えば、大人になってからずっと頭痛に悩まされてきた。特にひどくなったのは就職してからかな。派遣で働いていた頃は、よく頭痛薬を飲んでいた。休みが多いと、契約を切られてしまうからね(前科あり)。

…と書いていて気がついた。そういえば、この何年かは頭痛薬を飲んでいない。以前は仕事で納期を終えると、頭痛で2日ぐらい寝込むというのがよくあった。でも、アレクサンダーを始めてからは、そこまでの頭痛はめったになかったと思う。デスクワークをするときの姿勢の改善もあるけど…それよりも、気持ち的にそこまで頑張らなくなった、かな。疲れる前に休む、ができるようになったというか。それは自分の体の声をちゃんと聴くことができるようになったということだと思う。

あと、頭痛が起きた時に、原因を考えるようになったかも。頭痛が起きる前に、どんな仕事をどのくらいの時間続けていたかなど、自分のとった行動を自然と振り返る習慣がついていた。そんなの一見地味で当たり前のようだけど、それがボディワークに取り組んで得た、いちばん大切な収穫だったかもしれないな。

私は砂糖をほとんど摂らないんだけど、それも不調の原因を考えるようになったから。数年前のある朝、ひどい頭痛で起きられなかったことがあって、ベッドの中でぼんやりと前日の行動を振り返ってみたら、仕事をしながら板チョコを1枚食べていたことを思い出した。そういえば頭痛薬が手放せなかった派遣時代も、忙しければ忙しいほど甘いものを食べて頑張っていたなと思い出し…、その時、私の中で点と点がつながった。それ以来、仕事中のチョコはキッパリやめた。

今でも甘いものがほしい気分のときは食べるけど、食べ過ぎるということはなくなった。孫悟空の頭の輪っかじゃないけど、食べると後頭下がギリギリ痛くなってきて、「ごめんなさい、もうしません!」という事態になる。いえ、本当に。でも懲りずに、時々食べるけどね。この頃は感覚が鋭くなってきて、ものによっては一口食べた瞬間に、「あ、これヤバイやつだ」と分かるようになってきた(秒速で頭痛信号が走る)。もちろん食べても平気ものもあって、トライ&エラーを繰り返しながら、自分に合うものを探している。

そんなふうに不調の原因を考えるようになる前は、頭痛が起きれば頭痛薬を飲むのが当たり前だと思っていた。頭痛薬を全否定するわけじゃないけど、原因に目がいかなくなるのはもったいないから、よほどのことがない限り飲まない。で、もう4年ぐらい飲んでない。

 今日も寝すぎてぼんやりしていたけど、頭が痛いというほどではなかった。あとはもう少し早く起きられるようになるといいな。

夕方には雨もあがって、西の空には金色の雲。

f:id:Hikaco:20200420225632j:image