21世紀だったよ、ドラえもん

昨夜は雨の音を聞きながら眠りについた。家の中で雨の音を聞いているのは好きだな。自分が安全な場所にいるって思えるから。

今日は午後イチでジャイロキネシスのオンラインクラスを受けてみた。ジャイロは秋ごろに習い始めてから、気に入って続けている。例にもれず緊急事態宣言を受けてスタジオが営業自粛に入ってしまったのだけど、オンラインクラスを始めるとメールが来て、参加を即決。Zoom画面に自分の全身が映るように、そして手足を広げて動けるくらいに部屋を片付けてみた。オンラインクラスはいい感じだった。雨のせいで寒かった体が、終わった頃にはポッカポカ。

そして終わった後に妙な気分。いつもはスタジオへ行くのに片道１時間ほどかかるんだけど、オンラインクラスでは終わった直後に自宅にいる。行き帰りの移動がないってことは……つまりアレだ、これは「どこでもドア」なんだ。へええ、21世紀だよ、ドラえもん。あ…待てよ？　21世紀に入って20年もたっていたのか！　今更ながら驚いた！　子供の頃、「21世紀」は未来の代名詞だったからね。

今日はそのあと、その「どこでもドア」を使ってアレクサンダーテクニークのオンライン・レッスンをやってみた。自分が受ける側ではなくて、教える側になるのは初めての試み。今日は頭と首をていねいに動かすことと、イスを使って立つ・座るをやってみた。その後生徒さんにデスクワークの姿勢を取ってもらったら、「肩が変わりました」というご感想をいただき、あらためてアレクサンダーは面白いなあ、と思った。だって肩のことは何もやらなかったので。これが「全体性」ということよね。

そして、私にもオンライン・レッスンができるんだという新しい発見に、明るい気持ち。「どこでもドア」を閉じて、玄関のドアを開ける。踊り場から空を眺めると、雨雲の向こう、遠くに光る青空が見えた。