ぼちぼちダイアリー

とにかくなんか書いてみよう!

重力と反重力

今日はローザ・ルイザとのオンライン・グループミーティングの日だった。今日の私の学びは、重力と反重力。私たちのカラダには、地球の重力による下方向の力と、同じだけの力で上方向に伸びていく、双方向の力が常に働いている。

そのため、まっすぐ立っているときなら、無理に背筋を伸ばす必要はなくて、自分の体の重さを地面に伝えてさえいれば、それと同じ力が逆向きにも働いて、自然とカラダが上方向に伸びていく。よく姿勢を正すために「天井から吊るされるように」と言われることがあるけど、同時に地面の方へ体の重さが落ちていくことも思うと、もっといいのではと思う。

ローザと一緒にこんな実験をしてみた。

立った状態で、足の裏で地面を感じてみる。しばらくそのまま感じ続けていると、膝や足首がゆるんで、より地面と足の裏がしっかりと密着するところへカラダが自然と動いていく。その自然な動きにただついていってみると、カラダの中で床と脚の力がつり合うポイントがあって、ほほう! と思いつつ、さらなる動きについて行くと、上体が上へ、そして脚が下へと同時に伸びていく。

それはまるでクシャっと丸めた紙が、手を離されることでふわーっと外へと広がっていくような感じ。時には、ギュッとよられたコヨリがほどけていくような動きも起きる。何回かやってみたけど、その都度違う反応が起きる。

ポイントは、感じたままに、自然に起きる動きについていくこと。自分で「こうあるべき」という形を作らないこと。

自分がいる空間とカラダの関係性を感じることも大切。自分が「部屋という立方体」の中にいることを意識しながらやってみたら、知覚の変化が起きて、とても面白かった。

重力と反重力のことは私にとって既知のことではあったけど、ローザの言葉でガイドされながら、みんなと一緒にやることで、一人ではできないことができるのだった。

今も椅子に座ってパソコンのキーボードを打ちながら、どの瞬間にも双方向の力が働いていると思うと、バランスが取れていい感じ。双方向の力は、自分からパソコンへ向かう力と、パソコンから自分へ向かう力もある。この2つの力のつり合いを意識してみると、どちらかに寄りすぎることがなく、モノと自分の間にちょうどいいバランスが生まれる。

2つの力のつり合いで思い出すのは、2年前に参加したボストンのリトリートの時のこと。森の中、裸足で大きな岩の上に立って、落ちるか落ちないかのギリギリのところでバランスを取って遊んでいた。すると、あるポイントで上半身の力が抜けてふわーっと上に伸びていったことがあって、まさに今日やった重力と反重力を体感したのだった。でも日常生活では習慣的な立ち方になってしまって、その時感じた重力を味方につけた楽な立ち方がなかなかできないのだった。

でも、いつもできなくてもいいのだと思う。「できないな」と思い続けられていることだって大事なことだし、プロセスを飛ばしちゃう自分に気づければ、飛ばさないことだってできるはず。それに、一度できたことはちゃんとカラダが覚えているものだから、いざというときに無意識にできたりもする。

 

ところで、ローザのオンライン・ミーティングに出ると、必ずあくびが出てしまう私だった。もちろん退屈だからではなくて、ローザを見ているだけでカラダがゆるんじゃうんだと思う。今日も前半あくびが止まらなくなってしまって、カラダってなんて正直なんだと思う。私もいつか見ているだけでカラダがゆるんじゃうような、そんな存在になりたいな。

 

今日の午後、雨が降り出す前の空。静止画でもダイナミックな雲の動きが見えるのはなぜ。

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