ステイ・ホームを過ぎて
今日はいい天気だったので、買い物がてら街をぶらぶら歩き。最近はもう堂々とマスクを外して歩いている。マスクをしていないとドキドキするけど、それは目立つことが怖いからなのだった。でも、自分で考えて選んだ行動だからと思って、自信を持つことにした(もちろん、自分が必要と思う場所ではつけてますよ)。
散歩の帰りに喫茶店に寄ったら、ほとんど満席だった。先週まではかなりガラガラだったけど、やっぱり緊急事態が解除されたからね。運よく窓際の席が空いていたので、コーヒーを飲みながら、2時間ほど本を読んで過ごした。
家に帰り、昨日から窓辺に干しておいた切り干し大根の様子をのぞいてみた。1日半ぐらいたって、端の方が完成形に近づいてきている。いい感じ。半乾きのを一口つまんでみたら、なかなかおいしい。セミドライの大根チップスと称して、ヘルシーなおやつにしてもいいかもしれない。こんなものでも自分で作るって楽しい。
今日は一日中、昨日見た『アラビアのロレンス』についてのいろいろな考えが去来していた。そして私はロレンスについて「カッコいい」と言いたくないんだ、と気がついた。戦争映画はカッコよくてはいけないと思う。
ステイ・ホームを過ぎて、街は少しだけにぎわいを取り戻していた。私は空の色や雲の形を観察するという新しい趣味を見つけ、少しだけ自分の考えを言えるようになっていた。
写真はいつも空の写真を撮っているマンションの踊り場。燃えるような薔薇色の空を見て、思わず階段を駆けのぼる。頭の中でThe Roseが流れる。
I say love, it is a flower, and you, its only seed.