ぼちぼちダイアリー

とにかくなんか書いてみよう!

今日のレッスンメモ:あらゆる方向へ広がっていく

今日は毎週受けているゆりこさんのレッスンの日だった。今日は上を向いて、そこから体を反らせていくという動きを見てもらった。私は昔から体を反らせる動きが苦手なのだった。

椅子に座り、天井を見る要領で慎重に頭を後ろに傾けていく。と、ある程度いったところで首の後ろが痛くなってしまう。私は最初、頭に背骨がついていくようにと思いながらやっていったけど、あまり上手く行かなかった。

「胸やお腹も広がっていくように思って」「体の側面があることも思って」というゆりこさんのアドバイスをもらって何回か反る動きをくりかえす。すると、だんだん立体的な動きができるようになっていく。

「肩も広がっていきます」と言われたとき、体が後ろに倒れないよう、肩と腕に下向きの力を加えてブレーキをかけていたことに気がついた。腕を楽にするために、脚でしっかりと床を感じ、腰椎を前に送るようにするとバランスが取れた。おお、できた! 私の視界いっぱいに天井が広がった。

最初に上手くいかなかった理由を、私なりに分析してみた。

ひとつは動き出しの段階で、動きに参加しているのがカラダ全体の中で頭と首だけだったこと。もうひとつは、イメージした動きの方向性が、”後ろ”と”上”しかなかったこと。

でも、全体のつながりで考えると、脊椎の一方が後ろへ行くとき、もう一方は前へ行く。「犬が西向きゃ尾は東」ですね。さらに人のカラダは立体だから、前・後ろなどの二択ではなく、あらゆる方向へ動く可能性を持っている。前、後ろ、上、下、左、右、内、外、ななめ。ひねることもできる…。

それぞれの方向性が別々に存在すると思うと混乱するので、「広がり」というひとつの言葉でとらえてみようと思う。

今こうしてパソコンに向かっているときも、呼吸をしながら、胸郭があらゆる方向に広がっていく。腕も指も、骨盤も脚も、頭も首も、呼吸とともにあらゆる方向に広がっていく。いつでもその可能性を持っている。

と思う実験をしばらくしてみよう。

 

今日は満月。まん丸い形は広がりのシンボルのよう。 

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